こんにちは、ボブです。
最初にいっておくと、正式名称は『ブルーフレームヒーター』といいます。アラジンストーブではないんですねww
(ぶっちゃけ言い方はなんでもいいんだけど、この記事では正式名称のブルーフレームとしています。)
ぼくはこのブルーフレームヒーターを使い続けて4年になります。
んで、実際に使ってみてどうだったかというと……
他を凌駕するほど圧倒的にオススメです!(マジっす)
一言でいうと「冬が楽しみになる」です。
メンテナンスも必要だし、灯油を入れるのも面倒なんだけど、それよりもブルーフレームのよさの方が遥かに大きいから、ぼくとしてはむちゃくちゃ大好きなんですね。
もういろんなプロダクトの中でも、個人的にはSEIKOのバス時計と並んで、一番の推しプロダクトですww(バス時計もいいよ)
「ぶっちゃけ、あんまりよく知らないんだけど、なんとなく気になっている」という方は、まずはこちらの動画をご覧ください↓
アラジンストーブの良さが伝わるはず。
構造がシンプルだから、一回買ってしまえば孫の代まで使えるプロダクトなので、その良さが少しでも伝われば嬉しいです。
・石油ストーブの構造についてわかります
・写真を交えての細かいスペックまでわかります
・4年間使ってみてよかったことがわかります
それではいってみましょう!
【名品】アラジンブルーフレームは幸せを灯す。4年使用のストーブレビュー【口コミ・評判】
まず最初に石油ストーブの2つのタイプについて解説します。
「そんなの知ってる!」という方は飛ばしていってOKです。
石油ストーブの種類はこの2つにわけることができます。
・反射式
・対流式
それでは、それぞれ仕組みと特徴を解説していきますね。
反射式とは
・特徴:一方方向への断熱効果がたかい
・仕組み:燃焼筒の奥に熱の反射板をもち、機器正面へ集中して熱が放射される
・デザイン:直方体のデザイン
反射式の見た目は直方体で、よく実家やおばあちゃんの家にあるやつです。
昔ながらのシンプルな形状って感じのやつですww
いいところと悪いところは以下です。
・1箇所を集中して暖めることに優れている
・部屋全体をじんわり暖めるということには適さない
・見た目がダサい
あと個人的に見た目は悪いと思っています。
ぶっちゃけていうと超ダサいから!(ごめん、言い過ぎた)
対流式とは
・特徴:部屋の中心におくと空気の対流がよくなり、効率よく暖房できる
・仕組み:機器の中心に燃焼筒があり、炎は燃焼筒のなかでたち上がる
・デザイン:円柱型
反射式に対して対流式は、燃焼等の中で暖められた空気が真上に放出されます。
反射式のいいところと悪いところは以下です。
・空気の対流がよくなり、効率よく暖房することができる
・見た目がいい
・1箇所を集中して暖めることには優れていない
一言でいうと、反射式と真逆の特徴ですね。
円柱の形にデザインされているから、見た目は反射式と比べてシンプルでおしゃれ!
まとめるとこんな感じ
反射式 | 対流式 | |
---|---|---|
仕組み | 反射させて暖める | 対流させて暖める |
特徴 | 一方方向へ素早く暖めれる | 部屋全体をじんわりと暖めれる |
デザイン | 円柱 | 直方体 |
おしゃれさ | △ | ○ |
どちらもメリットデメリットがあるため、「これが一番いいんだ!」とは言えません。
んが、見た目を気にするのであれば対流式一択といってもいいとぼくは言いたいですね。
ぼくが購入した経緯
最初のきっかけは引っ越しでした。
価格に驚きつつも即ポチった
4年前にアパートへ引っ越しをしたときに、「エアコンだけだと部屋が乾燥するし、心機一転で買ってみよう!」と思い購入を決意しました。
まぁ本音では、石油ストーブが前から欲しかっただけなんですがww
けっこう前から石油ストーブのある生活に憧れていたんですよねぇ〜。
んで、とりあえず「石油ストーブ オススメ」でググってみると…
「なんだか、デザインがダサいなぁ…」
「白色じゃ部屋のテイストに合わないしなぁ…」
と、これと言っていいデザインがなかったんです。
ちなみに購入する基準はデザイン性の一択のみ。
そんな中で、たまたま読んでいた雑誌でみつけたのがこの「アラジンのブルーフレームヒーター」でした。
洗礼されたデザイン、そして魅力的なか..か…価格…ん?価格?
そう、結構高めなの価格なんですよね、このストーブは。
でも、電池レスで構造もシンプルだから、長い目でみると何年も使い続けることができるから「コスパはいいはず!」と判断して即ポチりました。
あと、電化製品みたいに10年経てばゴミクズ同然。ではなくて、使っていくごとに汚れやサビが出てきて「最悪ビンテージ品として売れる」とも思っていました。
ブルーフレームヒーターが愛される理由
ブルーフレームヒーターの概要をサクッと説明しますね。
80余年もの間、少しずつ改良を加えながらも、基本的なモデルチェンジのない完成されたフォルムと性能。
アラジンHPより引用
愛され続ける永遠のスタンダード「ブルーフレームヒーター」。
ブルーフレームヒーターはなんと約80年も前から発売していて、基本的な形と構造はあまり変わっていないんですね。
少しずつ変わっていき、今ではなんとSeries39。細かいマイナーチェンジを繰り返しているけど、基本的な形は変わっていないです。
それだけ初期のコンセプトと設計が完璧だったという証明でもあります。
誕生はイギリスで当時のものを使っている人はスゲ〜レアなわけで、大半の人は日本エー・アイ・シー株式会社が日本で製造から販売まで行なっています。
昔はここまでオートメーション化はされていなかったと思うけど、今は生産性が上がってバンバン量産している感じですね。
国内外のパーツを集めて、たった6名ほどのスタッフさんが組み立てているんです。まさに職人。
スペックを紹介しよう
製造元 | アラジン |
市場平均価格 | 約55,000円 |
本体サイズ | 幅38.8cm×奥行40.5cm×高さ55.1cm |
重量 | 8.5kg |
暖房出力 | 2.68kW/h |
ぼくが初めてみた時の印象は「おっ、意外と小さい」です。
想像している大きさよりも、ひとまわりコンパクトでしたね。
高さは55cmだから、成人のひざあたりだからそこまで高くはありません。
だから部屋においても主張せずに、すぐになじんでくれます。
また、重量は8.5kgだから女性でも簡単に持ち運びができちゃいます。
取手がついているから、両手で持ち運べれるように設計されているから安心してください。
カラーは3色から
ブルーフレームヒーターには3種類のカラーが用意されています。
どれも落ち着いた色なので、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
・グリーン
・ホワイト
・ブラック
※ブラックはタイプが少し違うため、価格が他よりも高くなっています。
特徴としては、全方向から美しい青い炎をみることができます。
電池レスだから災害に強い
ブルーフレームヒーターは他の石油ストーブと違って、電池レスだから災害に強いんです。
・電池がいらない
・電源コードはもちろんない
・灯油さえあれば、暖をとることができる
2021年の1月に、秋田で大雪の被害で約6万6500世帯が停電となるニュースがありました。
おそらく大多数が電気で稼働するエアコンや電気ファンヒーターを使用していることでしょう。
そんな中でいきなり停電になってしまうとマジな話、最悪の場合で凍死してしまいます。
だからこそ、電池レスで暖をとることができる石油ストーブが1つでもあれば、かなり災害に対しては強いといえます。
当然ながら、電気を必要としていないからキャンプなどといった屋外でも使用することができちゃいます!
ぼくも1度持っていったことがあるけど、持ち運びが超大変だったからそれ以降は持っていっていませんがww
写真でレビューしていこう
油量計は↑の画像のようにかな〜りシンプルなデザインです。
個人的には最初はこの「油量計」という表現に驚いたけど、なんかクラシックな感じがして逆に好印象でしたww
↓給油口のフタはチェーンで本体とつながれているから、どこかにいなくなってしまう心配は一切ありません。(助かるんだよねこれ)
↓こんな感じでジャブジャブ灯油を入れていきます。
ここで注意点が1つあります。
灯油を入れるときは、消火状態にしておきましょう!
説明書にも書いているけど、火をつけっぱなしで灯油を入れると、大惨事になるから面倒でも消してからいれるようにしましょう。
アナログな点火方法がエモい
続いて、点火の仕方について解説していきますが、かなりアナログですww
てか、ぼくは面倒だけどこのアナログの点火の仕方が好きなんですわ。
↓着火部にアクセスするために、レバーを「クイッ」と持ち上げて本体を開けます。
↓すると着火部が現れます。最初は「しん」が下がっている状態。
↓なので、ダイヤルを右回転(燃焼)して芯をグイグイと出していきます。
↓このくらいの高さまで芯を出します。
そしていよいよ、みなさんお待ちかねの着火だけど、チャッカマンよりもぼくはマッチを使います。
なぜなら、火をつける瞬間にノスタルジックに浸れるからです。
まぁ、それ以上でもそれ以下でもないんですけどね。はい、次いきます。
↓マッチをシュッってやって火をつけて、芯のところに火を移していきます。
↓芯に火がついたら、すぐにフタを閉めます。ちなみに、みなさんご存知のとおり、オレンジ色の火は不完全燃焼状態です。
↓なのでダイヤルを回して芯を少し上げて、高さを調整させます。
そうするとキレイな不完全燃焼のブルーとなるんですね。
点火は以上!
あっ、マッチじゃなくても全然OKですのでww
ブルーフレームの特徴を説明しよう
それではブルーフレームの特徴を解説していきます!
特徴は4つあります。
・その①:青い炎で柔らかな暖かさ
・その②:レトロなデザイン
・その③:対震自動消火装置がついている
・その④:排ガス浄化触媒が備わっている
1つずつ説明していきます。
①青い炎で柔らかな暖かさ
なんといっても、商品名にあるようにこの美しい青い炎が最大の特徴です。
美しい青い炎は良い燃焼状態である証拠ですし、みているだけでとても癒されますね。
部屋を暗くしてこの美しい青い炎をみるだけで疲れがぶっ飛びますね。
②レトロなデザイン
ブルーフレームはとてもデザインがレトロな感じで、部屋のテイストを選ばずどこにおいても違和感はありません。
レトロなんだけど、高級感もあるデザインなので、ストーブにありがちなチープさは全くありません。
カラーも3種類(グリーン、ホワイト、ブラック)があります。
③対震自動消火装置がついている
ブルーフレームには地震の揺れを感知できる装置が備わっています。
震度5のほぼ中間で作動するため、万が一の地震などでも瞬時に消火を行うことができるので、火災を未然に防ぐことができます。
④排ガス浄化触媒が備わっている
排ガス浄化触媒があるので、燃焼による一酸化炭素や炭化水素を低減することができます。
ブルーフレームの良いところ
ブルーフレームのいいところは3つあります。
・その①:デザインが最高にいい
・その②:音が静かで匂いもない
・その③:加湿や鍋を温めれる
まず最初にデザインについてですが、これは言うまでもありませんね。
もう究極の石油ストーブのデザインといってもいいでしょう。間違いないです。
なので割愛。
その②:音が静かで匂いもない
また、暖めた空気を送り出すファンがないため、むっちゃくちゃ静かです。
そして燃焼中の匂いもまったくありません。
冬は特にエアコンなどをつけていると、「ブォ〜」って音がしてうるさいんだけど、ブルーフレームがあればテレビの音量も上げる必要はありません。
オーディオルームにお使いになると、純粋に音楽をお楽しみになれるでしょう。
公式パンフレットより引用
自宅にオーディオルームがあるかどうかは一旦おいといて、静かに集中したいときでも使うことができるから便利なんですよね。
その③:加湿や鍋を温めれる
ブルーフレームの上に水を入れたやかんや、鍋を置くことで以下のようにできます。
・水を沸かせれる → 加湿器要らず
・汁物を温めれる → ガス代節約
そもそも石油ストーブは灯油を燃やしているから、その時点で水分がでているから加湿できます。
さらに、やかんに水を入れておけば+αで加湿することができます。
エアコンだと冬は乾燥しちゃうから、これもメリットだと思います。
また、鍋もおいておくだけで温まります。よって、ガス代の節約に繋がります。
↓これくらいの鍋だと、中身にもよりますが大体15分あれば十分に温まります。
帰宅してから、着替えと夕食の準備をしているときには温まっているはずです。
ブルーフレームの悪いところ
悪いところは以下の2つです。
・その①:暖かくなるのが遅い
・その②:灯油を入れるのが面倒
それぞれ解説していきますね。
その①:暖かくなるのが遅い
これは対流式だから、仕方がない部分もあります。
けど、これも特性を理解していればすぐに慣れてくるから、特に気になりなくなります。
学校の体育館とかにある業務用の「ボワァ〜」ってやつは性能はいいけど、部屋には向いていませんからww
なので、早めにつければOKです。(無理やり持っていった感)
その②:灯油を入れるのが面倒
灯油を入れるのって結構面倒なんですよねww
まぁすでに冬の習慣にはなっているから、最初ほどは苦痛じゃないんだけど、それでも面倒です。
灯油を入れることが、令和の今では非合理だと思う人には向いていませんね。
まぁ上述しましたが、災害の時を考えてもあった方がいいから、ポジティブに考えていきましょうww
Amazonでの口コミはどう?
Amazonでのレビュー(口コミ)をまとめてみました。
結論:むちゃくちゃ評価はいい!
結果はご覧のとおり、むっちゃくちゃいいですね。(2021年1月時点)
まぁ当たり前かぁ。
いい口コミ
悪い口コミ
悪い口コミにもあるように、これだけでは真冬は過ごすことができないから、その時は素直にエアコンを使っちゃえばOKです。
替え芯は今は供給が追いついているようですので、問題はないかと思います。
(引用元 Amazon)
Q&Aで疑問に答えます
ここでは、ぼくも買う前に思っていた疑問について回答していきます。
以下3つの疑問を答えていきますね。
・Q1:灯油を入れ忘れてススだらけになる?
・Q2:使わない時に置き場は困らないの?
・Q3:ガス式と比べてどうなの?
Q1:灯油を入れ忘れてススだらけになる?
実際に4年間使っていますが、そんなことは1度もありません。
とくに心配する必要はまったくありません!
なぜなら、残油量をしっかりと確認しておけばいいからです。
「灯油をきらしちゃうかもしれない……」と、心配している方もいると思うけど、これについては慣れれば全く問題ありませんので安心して下さい。
もう全然心配しなくても大丈夫だから。
なぜならこの超ズボラなぼくでさえも、今のところ大丈夫だから。
考え方は、自動車のガソリン残量と同じです。
「あっ、そろそろ入れておこうかな」とふつうはなるものであって、滅多にガス欠にはなりませんよね。
Q2:使わない時に置き場は困らないの?
オフシーズンとなっても、とくに置き場には困りません。
そもそも、そこまで大きくはないということと、専用のカバーがあるからいい感じで収納することができるからです。
専用のカバーがなければ、クソだっさいビニール袋を使うしかなかったんだけど、さすがアラジン。
しっかりと専用のカバーが付属されているんですよね。
マジでセンスあると思う。(言い過ぎた。)
Q3:ガス式と比べてどうなの?
知っている人もいるかもしれませんが、灯油ではなくカセットボンベ(ガス)のものも存在します。
この商品もいいんだけど、どちらかというと持ち運んでサクッと暖をとるタイプのものだから、家で本格的に暖をとる分には向いていません。
なぜなら、カタログ値の燃焼時間が…
約1時間40分〜4時間20分と短いからです。
おそらく、この4時間20分というのは弱火の状態でやっている可能性があるから、本格的にこれで暖をとろうとすると2時間くらいだと思いますね。
サクッと持ち運んで、サクッと暖をとりたい方にはオススメ!
こんな人にオススメ
ブルフレームヒーターをオススメしたいのは以下の2タイプの人です。
・その①:インテリアにこだわっている人
・その②:物を大切にあつかえる人
インテリアに少しでもこだわっている人は、絶対にオススメですね!
デザインについては何度も書きすぎたので、ここでは割愛しますww
また、ブルーフレームヒーターは定期的に掃除を行わないと、ホコリやゴミのせいで美しい青い炎ではなくなります。
なので普段から物を大切にできて、メンテナンスも楽しめることができる人にはマジでオススメですl
また、メーカーさんもこのようなことを言っています。
私たちは、アラジンブルーフレームを、万人にはオススメできる製品だとは考えていません。
ストーブとしては少々高価ですし、点火はマッチ等でおこなっていただかなくてはなりません。芯のカットや交換などの手間もあります。
何十年経っても変わらない、本当の価値をお求めの方にこそお届けしたい製品なのです。
公式パンフレットより引用
ターゲットユーザーを絞ることはリスクも当然あります。そこに市場がなければ、大量の在庫を抱えるだけですので。
それでも強気の価格で売り続けるメーカーには賞賛を送りたい。
まとめ
・ブルーフレームヒーターのデザインは最高!
・価格は高いけど、長い目でみたら問題なし!
・ブルーフレームヒーターは圧倒的にオススメ!
ぼくの経験上、安くて妥協して買ったものよりも、他と比べて高くても、心からトキメいた物を買った方が満足度は格段に高いと思っています。
というわけで今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!