こんにちは、ボブです。
予告編が公開された時から、超絶楽しみにしていた本作。
ネットフリックスの資本が入ったゾンビ映画は、ありったけのお金がかかっているから面白くないわけがないだろう。
ということで公開初日に観たので記事にまとめてみることにしました!
結論からいうと、予想通り本作はポップコーンムービーでございます。
ポップコーンムービーとは、その名のとおりポップコーン片手に楽しく鑑賞できるような映画のこと
なので、ツッコミどころは多い。
そもそもゾンビ映画の名作を求めていない。(多くの人が同感なはず。たぶん)
とにもかくにも新たなゾンビ映画をただただ観たいだけなのであります。
というわけで、個人的な判定はこちら。ドンッ
イヌアイロン的採点:3.9点

まぁゾンビ映画なんでこんなもんでしょうww
後述するけど本作は最新のVFX(視覚効果)を用いて制作されているから、かなり見応えはあります。ただ、残念ながらやっぱりストーリーはイマイチでしたねww
ネタバレありですので、まだ観てない方はご注意を!
それではさっそくいってみましょう!
【ゾンビ好き必見】アーミーオブザデッド感想・レビュー【結論:ひどいとは思わなかった】

まずはアーミーオブザデッドの概要からいってみよう。
アーミーオブザデッドの概要
↓まだ予告編をご覧になっていない方はこちらかどうぞ。
・監督:ザック・スナイダー
・配信日:2021年5月21日
・上映時間:2時間28分
・ジャンル:ゾンビ(アクションホラー)
監督は『300 <スリーハンドレッド>』『ウォッチメン』も手掛けた、超有名監督のザック・スナイダー。
クセがある作風だから、個人的には好きな監督の一人です。
映像の質としては、こってり(?)した感じでコントラスト高めの色彩の印象が強いです。(個人的に)
また上映時間は2時間半と少し長め。
なので、気持ちもう少し短くても良かったと思いました。
なぜなら、何度もいうようだけれどもゾンビ映画にストーリー性などもとめていないからです。
ざっくりとしたあらすじ
ゾンビの大量発生により荒廃し、外界から隔離されたラスベガス。封鎖作戦によるゾンビとの戦闘で活躍した英雄スコット・ウォード (デイヴ・バウティスタ) だったが、今は町はずれのダイナーのコックとしてハンバーガーを作り生活する毎日。そんな彼のもとにカジノのオーナー、ブライ・タナカ (真田広之) が現れ、ある計画を持ちかける。「ゾンビが蔓延する隔離地帯に突入し、カジノの地下金庫室に眠る2億ドルを回収しろ。猶予は、街に核ミサイルが撃ち込まれるまでの32時間」。もはや失うものなど何もない。ウォードはこの仕事を引き受け、計画実行のために命知らずな各方面のエキスパートたちを集めチームを作る。迫るタイムリミット、突破不可能とされる地下金庫室、そして高い知能と運動能力を備えたアルファと呼ばれるゾンビ軍団が襲いかかる。絶望的な状況の中、究極の一獲千金を賭け、史上最大の強盗計画が始まる。
Netflix公式サイトより引用
アーミーオブザデッドの良かったところ

良かったところは全部で3つあります。
・その①:ゾンビの設定がおもろい
・その②:VFX(視覚効果)がエグい
・その③:爽快なアクション
ではそれぞれ解説していきますね。
その①:ゾンビの設定がおもろい
本作のゾンビはこれまでのものとは少し違います。
本作は以下の2種類のゾンビが存在しています。
・普通のゾンビ
・アルファゾンビ
普通のゾンビは従来のヨロヨロと歩いていくノロマな奴ら。
それに対してアルファゾンビは、ゼウスに噛まれたものだけが与えられる強靭な肉体と攻撃力を兼ね備えたゾンビです。
↓こいつがゼウス。初代ゾンビであり、ゾンビ王。

ロードオブザリングのオークにそっくりですねww
戦闘時はこの鉄製のヘルメットをかぶってヘッドショットを狙われても「カンッ」っと弾き飛ばしていきます。
↓まさにジャギ。(北斗の拳引用)

↓そしてこれがゼウスの妻(?)であり王妃のクイーン。

どちらもいい感じに気持ち悪いww
さっそくネタバレになるけど、このクイーンは途中で首を切断されて死んでしまうんだけど、なんとお腹の中にゼウスとの子を宿していました。
そしてゼウスが子を抱えて人間への復讐に燃えるのが下のシーン。
↓みにくいけど中央で立っているのがゼウス。そしてその周りにはアルフゾンビ。

他のアルファゾンビはゼウスやクイーンに対して絶対の服従を誓っており、まさにゾンビ軍団と化しています。
これらは近年のゾンビ映画にはありませんでしたね。
(バイオハザードも最終的には裏では人間がゾンビを操っていたわけだし)
個人的には本作のゾンビの設定については新しくていいなと思いましたよ!
その②:VFX(視覚効果)がエグい

本作は最新のVFX(視覚効果)を使って様々な表現を用いています。
舞台となるラスベガスは実際のラスベガスをカメラやレーダーでスキャンし、それを廃墟風にしています。
かなり廃れているんだけど、誰がみても「あっこれ、ラスベガスだ」と思えるクオリティになっているのが特徴。
また、そのVFXでアニマルちゃんたちも負けてはいないクオリティとなっています。
・ゾンビ馬
・ゾンビトラ
ゼウスが騎乗するゾンビ馬(名前は不明)。
ただゾンビ馬に関しては本物の警察の馬に、特殊メイクを施した服(?)のようなものを着せて撮影しているそうでした。
ただ少しはVFXを使っていることでしょう。
そして番犬的な立ち位置のゾンビトラ。
(手品師が飼っていたトラがゾンビ化したみたいで、名前はバレンタイン。)
このバレンタインの動きが実にリアルで、本物のトラかと思ってしまうほどのクオリティなんです。
物語終盤では裏切り者の人間がしっかりとこのバレンタインに噛み殺されるシーンがあるんだけど、その仕留め方も実にリアル。
噛んでは投げ、噛んでは投げ。弱ったところで顔をガブッ。
マジでこのシーンは必見です。
その③:爽快なアクション
まず冒頭で軽快な音楽にのって、人間がゾンビをバシバシ殺していくシーンに魅了されます。
最初からエンジン全開な感じでむっちゃ楽しい。
最近のゾンビ映画ってホラーの要素は弱めで、どちらかかというと新しいアクションの分類になると思っています。
まぁゾンビ映画って怖くはないですもんね。
ゲームみたく釘バットで倒すのはなく、基本的には銃で撃ち殺すのがメインになっては来るんだけど、それでもアクションは見どころ満載です。
さらにさらに上述した最新のVFX技術により、本物さながらの臨場感も味わうことができる。(これは言いすぎた)
アーミーオブザデッドの悪かったところ

まぁ何度もいうんだけど、ゾンビ映画に完璧を求めること自体がナンセンス。
んでも、あえて悪かったところを言います。
・その①:中盤から失速するストーリー
・その②:娘がウッザーイ
それぞれ解説してきますね。
その①:中盤から失速するストーリー
冒頭でも書いたけど残念ながらストーリーは中盤から失速してしまいます。
序盤は良かったんだけどねぇ…
「ウォ〜きたきた、この面白そうな感じ!」
と、仲間集めのところまではワクワク感があって良かったんだけど、いざラスベガスに入ってからは尻すぼみの状態が続きます。
個人的には主人公の親子愛はもう少し薄くすべきだったと思う。
まぁポップコーン片手に一気に観れるレベルではあるのでご安心をww
その②:娘がウッザーイ
なんだかんだで主人公の娘も一緒にゾンビ退治に向かうことになるんだけど、途中でしれっと単独行動へ。
ん…なんでなん?
せめて声かければいいじゃん。お父さんに反対されると思ったと思うんだけど、結果的にそれが原因でお父さん死んじゃうし…(お父さんの教育が悪かったのかい?)
てかあの場での単独行動は死を意味しますからね。ぼくだったら絶対にムリです。
そんな単独行動が好きな娘ちゃんは、ホテルでゼウス率いる小隊に襲われてしまいます。
んが、なぜか次々に迫ってくるアルファゾンビを一発ヘッドショットでバンバン仕留めていきますww
もう一度言っておくとアルファゾンビは運動神経に優れた攻撃型のゾンビですよ。
それをヘッドショット連発できるのは流石にムリあるでしょww
弱いのか強いのかハッキリしてほしい。てかこの娘の要素はいらんかったと個人的には思います。
舞台裏も合わせてみてほしい

本作を見終わったらぜひ「アミー・オブ・ザ・デッド:制作の舞台裏」もみてほしい。
基本的にぼくはこういった舞台裏の作品を見るのが好きなんです。
なぜなら、ものづくりの舞台裏を知ることでもっと本作をふか〜〜〜く知ることができるからです。
やっぱり作り手の思いって大事やん。
まとめ
・組織化された新しいゾンビの設定は面白い
・最新のVFXによる映像は一見の価値あり
・ややストーリーは失速感がでるけど最後までみれるぞ
冒頭でも言ったとおり、本作はあくまでゾンビ映画だから感動や感銘を受けることはできません。
んが、ゾンビ映画を愛するものであればきっと受け入れることはできるはず。
なぜなら「ゾンビ映画に成功も失敗もないから」です。
ゾンビトラや廃墟とかしたラスベガスを観るだけでも十分価値はあると思いますね。
終わり方も、超ベタにゾンビウイルス(?)は世界に広がった感じなので本作の結果が良ければ続編もきっとあることでしょう。
個人的には待望。頼むぞスナイダー先輩!!
というわけで今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!