こんにちは、ボブです。
ビカクシダの板付けはとても簡単なんだんけど、なぜやるのか。を理解していない人も多いと思います。
かつてのぼくもそうで、いろんなことを間違って解釈していました…(まぁ、ビカクシダって他の植物と違うから仕方ない)
という方に向けて板付けのメリットをサクッと解説します。
・その①:通気性が良くなり引き締まった形状になる
・その②:水はけが良くなり根腐れのリスクが下がる
・その③:新鮮な水ごけになり栄養を与えれる
これは鉢植えで育てている植物と同じですね。つまりビカクシダにとっての植え替え=板付けという解釈でOKです!
この記事では間違いや失敗がないように、ぼくの経験談(失敗の)を踏まえて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ビカクシダの板付けは最初はうまく固定できないことなどがあると思うけど、やっていくうちに徐々に慣れるからご安心をww(ぼくは今もなおヘタっす)
・ビカクシダの板付けのメリットがわかります
・ビカクシダの板付けの方法がわかります
・ビカクシダの板付けに必要なものがわかります
それではいってみましょう!
【簡単】ビカクシダの板付方法の時期や材料を経験者が解説【上下の向きに注意!】
前述したけど、そもそも「ビカクシダの板付けとは何か」について解説しますね。
板付け=植え替え
ビカクシダの植え替えのことを板付けという認識でOK!
用土と同じで水ごけも定期的に変えなければ、水はけが悪くなるし、元々ある栄養分が少なくなってしまいます。
他の植物と目的は同じですね。
定期的に板付けを行うことで、ビカクシダの成長を促すことができます。
また、鉢はプラスチックや陶器でできているから腐ることはまずないんだけど、板付け用の板は木材だから腐ってしまいます。
板付けを行う3つのメリット
板付けすることでのメリットは3つあります。
・その①:通気性が良くなる
・その②:水はけが良くなる
・その③:新鮮な水ごけになる
これら3つのメリットの効果は以下になります。
・通気性が良くなる → 引き締まった良い形状になる
・水はけが良くなる → 根腐れのリスクが下がる
・新鮮な水ごけになる → 水ごけに含まれる栄養を与えれる
これが理解できれば、おのずと板付けをしたくなってきますよね。
板付けをする時期
板付けを行うにタイミングはズバリ、
4月後半〜8月後半まで
正確には気温でタイミングを図るんだけど、ぶっちゃけそれだと難しいので時期で判断しています。
なので大体「暖かくなったかな?」と思ったタイミングで板付けをやってあげればOKです。
上記の時期であれば、平均して20度くらいあるから板付けをするタイミングとしてはベストだと考えています。
【材料】準備するもの
準備するものは全部で4つあります。
・その①:水ごけ
・その②:ビニールひも or テグス
・その③:電動ドリル
・その④:焼き杉板
これさえあれば問題ありません。
その①:水ごけ
水ごけは大きなホームセンターであれば買うことができるけど、ぶっちゃけネットで買えばいいと思います。
ぼくの今使っているオススメの水ごけは、「ジャパン蘭土 ニュージー産圧縮水苔産」です。(最近これに切り替えた)
レビューも800件以上あったから買ってみたけど、実際に使ってもかなりいいですね。
その②:ビニールひも or テグス
ビカクシダと板を固定するための紐は、よく意見は別れるところですww
個人的な見解をいうと、麻ひも以外であればなんでもいいと思います。
なぜなら、ビニールひもやテグスの方がしっかりと固定することができるし、耐久性がまったく違うからです。
確かにそれもあるんだけど、「植物にとって最適なものは何か」を第一に考えるべきでは。と思います。
見た目は二の次でOKです。
【悲報】麻ひもはオススメできません…
麻ひもをオススメしない理由は2つあります。
・その①:麻ひもがカビてしまう…
・その②:よって、麻ひもが切れてしまう…
本や雑誌などで、「麻ひもを使用する」と書いているのをたまに見かけますよね。
まぁ適切な環境(風通しや湿度)であれば、問題ないんだけど、すべての家庭でそれらを完備できるか。と言われるとかなり現実味がないですよね。
なので、麻ひもで固定しているとだいたいカビるし、いつか「ブチッ」と切れてしまいます。
↓見にくいけど、写真中央の麻紐がかびてしまっています。(少し白っぽいところ)
ぶっちゃけ、麻ひもの方が見た目がいいのはわかる。あんまり目立たないし。
「ビニールひもってなんかダサいし…」って思っちゃいますよね。
ぼくも初めはそのような考えで、麻ひもを使っていた時期がありました。
んが、ある日『ボトッ』っと音がしたのでみてみると、麻ひもがちぎれてしまっていて、ビカクちゃんが無惨に落っこちていましたww
全ての麻ひもがそうなるとは限らないけど、ビニールひもの方が今のところいいかと思いますよ。
その③:電動ドリル
電動ドリルは板に穴を開けるときに必要です。
家に1つあればビカクシダの板付け以外でもとても役に立つので、持っていなければこれを機に買うことをオススメします。
とはいえ、DIYレベルであれば特に高スペックのものを買う必要はありません。
以下のPrimeroはAmazon’s Choiceになっていて、コンセントから電源を取るものと充電式があるので、どちらか好きな方を選べます。
高いやつを買っても、ぶっちゃけ稼働率は悪いですからねww
板付の板はヘゴ板?杉板?
結論から先にいっておくと、板付に使用する板は「杉板」をオススメします。
杉板でもしっかりと「焼き」が入っているものを選びましょう!
なぜなら、焼きが入っているのと入っていないものとでは耐久性がまったく違うからです。
ではなぜ、焼杉がいいのかについて解説していきますね。
焼き杉板を使うメリット
焼き杉板を使うメリットは3つあります。
・メリット①:耐久性がある
・メリット②:見た目がいい
・メリット③:乾きが丁度いい
杉板の表面を焼くことで、板の表面が炭化されます。
そうすることで、板自体の耐久性が格段にアップするので、水にも強くなる。というわけなんです。
古民家の外壁はこの焼杉を使っているから、もしかするとみたことがある人も多いかと思います。(実家がこれ)
個人的にはヘゴ板よりも杉板の方が見た目がいいと思います。
だって、ビカクシダって本来は木に着生しているから、杉板の方が本来の姿なのでは?と考えりゃうんですよね。
ヘゴ板は見てわかるとおり通気性が抜群にいい!
んが、逆にそれがデメリットだと思っていて、「乾きすぎる」のもあまり良くないかと思ってます。
用土でいうところの、「軽石ばっかり」と言ったところでしょうか。
とはいえ、それはそれぞれの栽培環境にもよるし、好みでもあるから一概には言えませんww
まぁ、個人的には焼杉板を超オススメしておりまっす。
板付け用の杉板の入手方法
ヘゴ板はネットでもよく売っているけど、残念ながら焼杉板はなかなか売ってません。
なので、ぼくはいつも『メルカリ』で買っています。
相場は大体、700円〜900円くらいと言ったところでしょうか。
まぁメルカリは送料込みの金額だから、普通に考えればかなり安めの価格設定になっているかと思いますね。
自分で作るのが面倒なのであれば、すでに壁掛け用の針金や通気穴が空いているものを選びましょう!
ガチで焼き杉板を自作しようとするのであれば、ガスバーナーやドリルを購入する必要があるから、コスパを考えると買った方がお得ですね。(たぶん)
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板付けの5つの手順を解説
5つの手順で解説していきます。
・手順①:焼き杉板にドリルで穴を開ける
・手順②:焼き杉板に水ごけを敷く
・手順③:焼き杉板にビカクシダをおく
・手順④:ビニール紐でたすきがけで固定して行く
・手順⑤:隙間に水ごけをつめる
1つずつ写真を交えて解説していきますね。
手順①:焼き杉板にドリルで穴を開ける
穴を開ける位置は主に2種類です。
・1つ目:固定用
・2つ目:通気用
固定用の穴は紐を通して、壁などにかけるために必要なので2箇所となります。
↓まずは焼き杉板を用意します。
↓そして印をつけます。わかりづらいですが、等間隔で印をつけています。
この時の感覚はズバリ、
ぶっちゃけ、大体で構いません。段々と試行錯誤していけばいいかと。
↓印を狙ってドリルで穴を開けていきます。(印とドリルの穴がずれているのは中心位置を間違えたためです…w)
特に神経質になることはありませんので、「大体こんな感じかな?」の感覚でOK。(だと思いたい)
イメージとしては、プラスチック鉢の鉢底のイメージですかね。
↓こんな感じです。
均等に穴が空いているのがポイント!
程よい通気性にするために考えられた配置なので、これをよく参考にしています。
でも逆に、穴を開けすぎると板の強度が弱くなってしまうのと、通気性が良すぎてしまうので注意!
程よくあけることを心がけましょう!
手順②:焼き杉板に水ごけを敷く
ドリルで穴を開けた焼き杉板に水ごけをおきます。
↓ぼくは横からみて、「20mm〜30mm」くらいを目安に敷いています。(これも大体)
あまりにも水ごけが少ない(薄い)と、うまく根を生やすことができないので、後ろの焼き杉の板が見えなくなるまで敷きます。
水ごけ=土のイメージで考えればOK!
土が極端に少なすぎたら根が生えないのは想像できますよね。
手順③:焼き杉板にビカクシダをおく
焼き杉板に敷いた水ごけの上にビカクシダをおきます。
ここでポイントが1つ。
成長点が水平になるようにおきましょう!
良い例と悪い例を写真を使って説明しますね。まずは悪い例から。
これはかなり大袈裟に傾けてますww
焼き杉板に対して、ビカクシダが斜めになっているのがわかると思います。
↓左斜め45度くらい傾いています。
続いて良い例。
しっかりと成長点が水平に設定できていますね。
↓水平に置けていますね。
ビカクシダは一目で、どこが上でどこが下なのかはすぐに見分けることができるので、必ず上下の向きと水平になっているかを確認しながら行いましょう!
手順④:ビニール紐でたすきがけで固定して行く
いよいよビニール紐でビカクシダを焼き杉板に固定していきます。
↓こんな感じでたすきがけをしていきます。
ぼくのたすきがけはキレイではないけど、どんどん板付けをするにしたがって上達しますので大丈夫でしょう。(あなたの方がきっと上手)
失敗してもテープを切って最初からやり直しができますしね。
ここでもポイントが1つあります。
ビニール紐を平たくしておきましょう!
↓通常のビニール紐はこんな感じです。
↓それを「ファサッ」と広げていきます。
広げる理由としては、ビカクシダに対して”線”で固定するのではなく、”面”で固定することで表面積が増えるため、しっかりとホールドすることができるからです。
また、ビカクシダに面で接触しているためダメージを軽減することができます。
この時は、成長点を避けるようにしましょう
ビニール紐で成長点を干渉してしまうと…これはもういうまでもありませんね。(切り口から腐る可能性があります)
なのでそれは大丈夫かと思いますが、うっかりと成長点の上を通っていることがたまにあるから注意が必要です。
また最初は板の角でビニール紐を固定すると縛りやすいのでやってみてください。
↓こんな感じで、板の端でくくります。
日常生活でも使えるアイデアなのでぜひご活用してください。
手順⑤:隙間に水ごけをつめる
いよいよ最後の作業です!
おそらくこの時も、少しビニール紐がユルユルになっている場合があります。
ぼくは毎回ユルユルになっていますww
↓水ごけを置いて…
↓ギュッギュッと隙間につめていきます。
もうこれでもか!というくらいに水ごけをつめていきます。
最後にビニール紐のテンションを確認して、しっかりと張っている状態で、ビカクシダもガッチリ固定されていればOK!
まとめ
・板付けのメリットはたくさん
・板付け自体はとても簡単な作業
・最初はうまくできないけど、次第に慣れる(はず)
ビカクシダの板付けは何度もやるうちに慣れてきますので思い切ってトライしてみましょう!
定期的に板付けをして、しっかり元気なビカクシダに育てていきましょう!
\ 匿名配送あり /
というわけで今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!