こんにちは、ボブです。
この記事では実際に僕が薪ストーブを使って生活してみてわかったメリットとデメリットをまとめた記事になります。
これから薪ストーブの設置を考えている人の、少しでもの参考になれば嬉しいです。
さっそく結論から言うと、残念ながら薪ストーブはあんまりオススメすることはできない。です。
なぜなら設置するためにかかるコストと日々のメンテナンス(労力)に対して、メリットが小さいと思うからです。
一言でいってしまうと、とてもコスパが悪い。
誤解してもらいたくないは、あまりオススメはしないけども僕としては薪ストーブは好き。ということですので…
・薪ストーブのメリットとデメリットがわかります
・薪ストーブをオススメできる人がわかります
さっそくいってみましょう!
【後悔する】薪ストーブを使ってみた感想【結論:オススメできない】メリットデメリットも解説

薪ストーブって憧れますよね。
薪ストーブへの憧れ
僕は昔から「いつか薪ストーブのある家に住みたい!」という憧れがあった。
そして中古の戸建てを購入した時になんと薪ストーブがその家ついていたんです。
薪ストーブ目当てでその家を購入してはいないんだけど、幸運にも憧れの薪ストーブが手に入ったから早速使ってみることにしました。
だからよりフラットな視点でメリットとデメリットを評価することができたのかなぁと思ってます。
価格の割にメリットがあまりない
上述したとおり、僕は買った家にたまたま薪ストーブがついていたから、新しく設置するためにいくらかかるのかはわからない。
んで、サクッと色々と調べてみることに。
値段に関しては、ピンキリなのが現状だから一概にこれといって算出することはできないから、あくまで平均的な価格としてイメージしてもらえればOKです。
費用 | |
---|---|
本体代 | 40万円 |
煙突代 | 60万円 |
施工代 | 40万円 |
合計 | 140万円 |
結論としては、薪ストーブを設置するにはおおよそ150万円くらいは必要です。
何度も言うけど、この金額は参考レベルだから詳しい金額を知りたい方は業者に見積もりを出してもらうのが一番手っ取り早くて正確だと思います。
こんな人にはオススメできる
メリットとデメリットを解説する前に、こんな人であれば薪ストーブをオススメできる3つの要素を解説していきます。
それはこの3つ。
・時間に余裕がある人
・予算に余裕がある人
・薪ストーブが心から大好きな人
注目すべきは、これら3つの中の “どれか” ではなくて、この3つすべて満足している人にはオススメできる。ということです。
時間があっても予算がないとか、定年退職後で時間と予算もあるけど、薪ストーブはちょっと気になるレベルで大好きではない。
という人はやめておいた方がいいかと思いますwwたぶん後悔すると思うので。
毎年、薪を確保するのにもお金がかかるし、えんとつの清掃にもお金がかかっちゃうから、ランニングコストは意外にも大きいのです。
だから、「薪だから暖房代はタダ!」と思う人もいるとは思うんだけど、ぶっちゃけタダにはならないと思っていて、薪をタダで入手できたとしても、それを今度は割らなければならない。
それらにかかる工数をお金に換算すると、結局お金はかかっているからタダではない。と思います。
薪ストーブのメリット

「薪ストーブ メリット」でググると、住宅メーカーがこぞってつらずらとメリットを掲げているんだけど、最大のメリットはこの2つだけじゃないのかなと思ってます。
・その①:シンプルにあったかい
・その②:炎に癒される
それぞれ解説していきますね。
その①:シンプルにあったかい
薪ストーブはあくまで暖房機器だから、あったかくないと意味がないですよね。
だから当たり前っちゃ当たり前。
実際に薪をバンバン燃やすと、ほんとにあったかくなります。
とはいえ、我が家の薪ストーブは小さいから真冬で頑張って20℃くらいが限界。
それでも厚着しないからとても快適に家で生活することができますね。
あと、よく薪ストーブの温かさはエアコンとかと違うっていう情報があるんだけど、ぶっちゃけそれはわからないww
ただ温かいだけ。それ以上でも以下でもない。
その②:炎に癒される
薪ストーブのメリットの2つ目は、炎をみて癒されることです。
そもそも人間は揺らいでいる炎をみると癒されるようにできていて、「1/fのゆらぎ」というのが一番心地よく感じるリズムだからだそうです。
だけどもだっけど…そんなに炎はみないけどね。
なぜなら薪ストーブのフタをしっかり閉めないと、匂いや煙が家中に広がるからこれは仕方ないです。
僕はよく焚火台で焼き芋を作るんだけど、炎をみて癒されたいのであればこっちの方がオススメかなとさえ思う。
ぶっちゃけ、メリットはこの2つしかないんんじゃないのかなと思うんです。
ちなみに薪ストーブの上で料理はしない
僕は薪ストーブの上で料理はしません。だってシンプルにめんどくさくないですか。
ガスでサクッと調理できた方が楽だし、薪ストーブだと火力の調整とかも面倒だからやる気にならないんです。
なんかすみませんww
あくまで僕は使わないだけなのですので。
薪ストーブのデメリット


では薪ストーブのデメリットを解説していきますね。
僕が思うに4つあります。
・その①:暖かくなるのに時間がかかる
・その②:灰の処理が面倒
・その③:薪の確保が面倒
・その④:えんとつの掃除が面倒
薪ストーブの導入を考えている人にとってみれば、かなりキツい意見なんだけど、一応実際に使ってみたリアルな感想なので、どうかお手柔らかにみていただけると嬉しいです。
ではそれぞれ解説していきますね。
その①:暖かくなるのに時間がかかる


これが最大のネック。
すでに察しがついていると思いますが、薪ストーブだとすぐには家の中が温かくはなりません。
僕の家だとだいたい1〜2時間は焚き続けないと、家の中の温度は上がってこない。
だから我が家では休日でしか薪ストーブを使っていませんww
朝はエアコンを入りタイマーでセットしているから、起きた時は快適な温度になっている。
だけど薪ストーブを朝に焚こうとすると、真冬のクソ寒い時にわざわざ火をつけるのはもはや苦行でしかありません。
そして、つけても温かくなるのは数時間後。
こればかりはどうしても文明の力には敵うことはできませんね。
その②:灰の処理が面倒


灰の処理が実にめんどくさい。あぁ、めんどくさい。
1日薪を炊くだけでも、上の写真のようにかなりの灰がたまります。
それを薪ストーブを使った次の朝に毎回とる必要がある。
その灰をそのままゴミ袋で捨てたいところなんだけど、それぞれの行政によって処理の方法は異なります。
これが超めんどくさいww
僕が住んでいる地域ではフタ付きのバケツに入れて、それをクリーンセンターなどに持っていって処分する必要があって、
最初は、「やった〜!灰は肥料になるから最高や〜!」と楽観的に考えていたんだけど、あんまり灰を畑にまきすぎると土壌の性質が偏ってしまうからそれも今はやってないですね。
その③:薪の確保が面倒


これは誰しもが思うことなんだけど、「薪ってどこで買うの?」問題ですね。
「薪は地元民のネットワークを駆使することで、無料で手に入るよ!」という声もあるんだけど、大半の人が業者から買うことになるでしょう。
そして僕みたいに休日の二日間でしか利用しない人であれば、そこまで消費は多くはないけど毎日使う人はかなりの薪をシーズン前に用意しておく必要があります。
そしてあたり前だけど、業者から買うということは有料になる。
だからそもそも暖房機器として薪ストーブの利用を考えていた人は、いちどエアコンという文明の力と比べて、自分は何がしたかったのかを考えてみるといいと思います。
薪の確保はほぼ毎年確保する必要があるので、考えただけでもイヤになるww
その④:えんとつの掃除が面倒


えんとつの掃除もほぼ毎年する必要があります。
これも実にめんどくさいww
平屋とかの戸建てで脚立があれば自分でも掃除ができるというレベルであればいいんだけど、実情は2階が多いと思います。
例え平屋でも、屋根に乗った時の高さはむちゃくちゃ高くて怖いし、そもそも素人がやると大けがをしてしまう可能性だってある。
そうなれば業者に頼むことになるんだけど、これもまた有料。
あなたはこの毎年の有料地獄に耐えられるだろうかww
まとめ
・時間とお金があって、薪ストーブが好きな人にはオススメできる
・薪ストーブの現実は意外と大変ww
薪ストーブの導入を考えている人で、少し残念に思った方もいるかと思います。
だけど、これはリアルに僕の周りにも結構なお金をかけて薪ストーブを設置したけど、労力に対して得られるものが少ないという理由で使わなくなった人も多くいます。
とはいえ、さんざん書いたけど、人生は一度きりだから本当に薪ストーブが欲しくて、これでもよければ買ってみてもいいかと思います!
というわけで今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!