よくよく考えると、1年のうち半袖の期間て短いですよね。
みなさんこんにちは、イヌアイロンです。
この記事では、アガベの植え替えについてわからないと言う方に向けて書いています。
アガベの植え替えですが、初めての方でも簡単にできます。
ものすごく簡略にまとめると、
・アガベを鉢から抜く
・アガベの根鉢をほぐす
・新しい鉢に入れて終わり
とても簡単。
私イヌアイロンは今まで数回アガベの植え替えを行ってきました。
なのでそこで得た失敗やノウハウも書いているので、少しでもの参考になれば嬉しいです。
また、植え替え後はアガベにダメージが残っているので、水やりは1週間後に行いますので注意してくださいね。
ムチャ簡単ですのでご安心を!
・植え替えるメリットがわかります
・アガベの植え替えの方法がわかります
それではいってみましょう!
アガベの植え替えを写真付きで解説!植え替え後の水やりは禁止です

まずは植え替えについての概要から解説していきます。
植え替えするメリット
と思われる方もいるかと思います。
ズバリ植え替えをすることでのメリットは2つ。
・その①:水はけが良くなり根詰まりを防止できる
・その②:栄養たっぷりの土に入れ替えることができる
その①:水はけが良くなり根詰まりを防止できる
植物全般に言えることですが成長する=根をはるということ。
とくにアガベは他の植物と比べて、根がしっかりしていて根が鉢に収まりきらなくなるくらい成長します。根が強靭。

こんな感じ。
また、鉢の中で根を伸ばすことで土の1つ1つの固まり(粒)を砕いてしまいます。
その固まり(粒)が砕けてしまうと微塵が増えて、結果として水はけが悪くなってしまいます。
その②:栄養たっぷりの土に入れ替えることができる
マグアンプKなど緩効性の肥料は、栄養がずっと出続けるわけではありません。
大きさによって効果の持続期間が違いますが、いつか栄養分がなくなってしまいます。
なので、植え替えをすることで使い果たした栄養分を復活させることができます。
また、土にはもともと微量ですが栄養が含まれているので、肥料を与えなくても植え替えるメリットは十分にあるというわけですね。
植え替えをする時期
植え替えを行うにタイミングはズバリ、
3月後半〜6月後半まで。
正確には気温でタイミングを測りますが、それだと難しいので時期で判断します。
なので大体「暖かくなったかな?」と思ったタイミングで植え替えをやってあげればOKです。
上記の時期だと平均して20度くらいあると思われるので、植え替えをするタイミングとしてはベストです。
植え替え時の注意点
用土が完全に乾いている状態で行いましょう
用土がぬれている状態で植え替えを行ってしまうと、根にダメージがかかります。
また、ぬれた用土が根にへばり付いて、うまく用土を取ることができないので、植え替えるときは用土が完全に乾いている状態で行いましょう。
準備するもの
植え替えをするにあたり、準備するものは3つあります。
・その①:アガベの用土
・その②:植え替え用の鉢
・その③:竹串
アガベの用土に関しては別の記事にまとめていますので、合わせて読んでもらえると嬉しいです。
植え替え用の鉢に関しては、現時点の鉢よりもひと回り大きいサイズを選びます。
また竹串は鉢に用土を入れたあとに隙間(空間)をなくすのに必要です。
【余談】アガベをコンパクトに育てたい人は?
アガベをコンパクトのままにしたい時は、鉢のサイズはそのままで。
アガベはとてもスクスク(?)成長する種類です。
なので「このままコンパクトのまま育てたい!」という方は、鉢のサイズは変えないようにしましょう。
ワンサイズ大きめの鉢にしてしまうと、形が崩れてしまう恐れがあるからです。
ちなみに私イヌアイロンはどんどん大きく育てたい派なので、ガンガン大きめの鉢に植え替えています(笑)
アガベの植え替えの手順


今回はアガベ コロラータを植え替えしてみたいと思います。


わかりにくいですが、こっちに1つあって、


反対側には2つあります。
なので用意する鉢は4つ。


今使っている鉢もそもまま使います。
(鉢がないので買いにいかなければ…)
植え替えの手順は8つにわけて解説していきたいます。
・手順①:鉢をトントンと叩く
・手順②:鉢からアガベを外す
・手順③:根鉢の状態から根をほぐす
・手順④:枯れた根を取り除く
・手順⑤:新しい鉢に用土を20%くらい入れる
・手順⑥:アガベを持って残りの用土を入れる
・手順⑦:鉢をトントンと叩く
・手順⑧:最後に竹串でツンツンする
1つずつ解説していきますね。
手順①:鉢をトントンと叩く


まずは土を少しずつほぐしていきます。
鉢の外側から、回転させながらトントンと叩いていきます。
すると用土がポロポロと落ちていくので、鉢を90度傾けて土を落としながら作業を行います。
用土がある程度落ちると、アガベがスポッと抜けます。
手順②:鉢からアガベを外す


鉢から出すとこんな感じ。
アガベの根は強靭なので、このように根鉢と呼ばれる形になっているはず。
キレイな根鉢状態になっていると毎回うれしいので写真を撮っています。
手順③:根鉢の状態から根をほぐす


根鉢の状態から徐々にほぐしていきます。
いきなりブチブチと根をちぎってしまわないように、鉢底の用土から落としていった方がほぐしやすいです。
下から上のイメージ。
あまり大胆にブチブチと根をほぐすのはNGですが、細い根がちぎれるのは問題ありません。
手順④:枯れた根を取り除く


枯れた根を取り除きます。
枯れている根とは、触ってみると明らかにスカスカの状態だとすぐに判断することができます。
元気な根の断面は”●”ですが、枯れていると”➖”こんな感じでペロペロ。


無事にほぐして、子株をGET。
手順⑤:新しい鉢に用土を20%くらい入れる


まずは鉢底に用土を入れます。


鉢底には、軽石または大きめの赤玉土か鹿沼土を入れます。


そして鉢底の用土が見えなくなるくらいまで、メインの用土を入れます。
この時は鉢に対して20〜30%ほどメインの用土を入れます。
手順⑥:アガベを持って残りの用土を入れる


アガベを持って、用土を入れていきます。
写真では鉢を持ち上げていますが、置いた方がやりやすいですね。
左手でアガベを持って(鉢の中心でキープ)、右手で用土を少しずつ入れていきます。
手順⑦:鉢をトントンと叩く


用土を全て入れ終えたら、もう一度鉢をトントンと叩きます。
隙間をなくす作業です。
鉢を回転させながら叩いていきます。
手順⑧:最後に竹串でツンツンする


最後に竹串でつついて隙間をなくします。
これで少しだけ用土が減るかと思うので、あとはその分足すだけ。
これで完成です!


お疲れ様でした。これで植え替えは終了です。
コロラータは無事に4つの鉢に分けることができました!
植え替えを終えましたが、その後の管理で注意点が1つだけあります。
1週間ほどは水やりは禁止。
理由は、植え替え後はアガベ自体にダメージが残っている状態だからです。
人間で言うところの、手術した後にすぐスポーツをする感じ。これはNG。
なので植え替え後は風通しがよく、あまり直射日光が当たらない場所に置くのがベストです。
ダメージを回復させるための期間なので、大事にいたわってあげましょう。
まとめ
・アガベの植え替えはとても簡単
・コンパクトのままにしたいのなら、鉢のサイズはそのままで
・植え替え後はしばらく安静に…
一度やってみるとある程度のコツは掴めると思いますので、思い切ってやってもOK!
植え替えを行ったあとは、達成感に満たされるはず。
というわけで今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!